できれば2つくらいは質問を考えておくこと!
面接の最後には、「何か質問はありますか?」と聞かれる場合が多いです。面接途中に聞き漏らしたことであれば、確認できるチャンスではあるのですが、事前にいくつか質問を用意しておかないと、「何もありません。」という形で終了してしまいます。
最後までインパクトを残すために、あなただけができる質問をあらかじめ用意しておきましょう。
ただし、面接の時間を台無しにしてしまうような質問もありますので、こちらに関しても解説していきます。
それでは、実際に転職面接で活用できる回答例を見ていきましょう。
選考結果について質問したい場合
回答例
「今回の面接で、御社の業務内容などについてはおおむね理解することができました。ありがとうございます。そのうえで、改めて私自身ぜひ御社で働かせていただきたいという思いになりました。本日の結果が分かる時期や選考過程についてご説明いただくことは可能でしょうか?」
ポイント
上記の回答例では質問をしながらも、「入社に対する熱意」を再度アピールしていることがポイントです。ただし、業務内容などを理解したうえで上記の質問をするのはOKですが、まだ応募先の企業についてわからないことがある場合は、分からないことを質問するのを優先し、その流れで結果はいつになりそうかを確認するようにしましょう。
また、結果が分かるのは1週間後になるかもしれないし、1ヶ月近くかかってしまう場合もあります。不採用の場合、待っている期間は非常に無駄なものになります。転職活動の妨げにならないためにも、いつ頃結果が分かり、そのあとの採用スケジュールはどうなっているのかは必ず聞いておくべきです。
もし転職エージェントを利用している場合は、エージェントから結果を知らされることになります。もし聞く自信がないようでしたら、エージェントにいつ結果を知らされるのかを必ず確認しましょう。
業務に関する質問が思い浮かばない場合
回答例
「参考までに、転職で入社された方は何人ほどいらっしゃいますでしょうか?また、私と同じように全くの異分野から転職された方はいらっしゃいますか?」
ポイント
職務内容などは面接の中で聞くべきですが、「自分と同じ中途組はどのくらいいるか?」などの確認事項はもちろんしても大丈夫です。
ひょっとすると、中途入社の人はすぐ辞めてしまう傾向にあるかもしれないし、中途から入社して経営管理職として活躍している人も中に入るかもしれません。上記の回答例のような質問も、企業を最終的に選ぶ際には重要な要素となってきます。そこで、「中途入社は年に20人ほどで、異業種から転職した方でも営業部の部長を務めている者もいます。」など、前向きな返事を聞くことができれば、安心してその応募先企業を選ぶことができるきっかけにもなるでしょう。
職場の見学をしたい場合
回答例
「今回の面接を通して、ぜひ御社で働きたいという思いがより一層強くなりました。もし可能であれば、御社の社内を少しだけ見学させていただけないでしょうか?」
ポイント
応募先の企業がブラックかどうか、また職場の雰囲気は明るいか、働いている人の雰囲気と自分自身が合いそうかということは面接の場だけでは判断することができません。ですので、可能であれば職場見学をお願いしたほうが良いです。
ただし、強引な雰囲気を出してしまうと失礼にも感じ取られてしまうので注意が必要です。
まとめ
今回はどのようなシーンでも使えそうな質問内容を3つあげさせていただきました。本来であれば、このような質問に加えて応募した企業だけの質問内容を考えておくことがベターです。ただし、面接の中で出た答えを再度確認をしたりすることは避けましょう。
以下では、面接の終盤に繰り出すと印象を悪くする質問もいくつかあげさせていただきますので、参考にしてみてください。
NG質問
- 商品やサービスのターゲットについて教えてください。(事前の準備不足)
- 御社の企業理念は何ですか?(事前の準備不足)
- スキルアップできる環境でしょうか?(他人任せ)
- 残業はありますか?(熱意の欠如)