面接時の質問で聞き逃すと後悔するかも
転職サイト運営会社が主催する就活イベントや、行政が主催するIターン、Uターンを受け入れるための合同説明会などが充実するようになってきました。そのような機会を活用することができれば、直接企業の採用担当者と会うことができるので会社選びには大いに役立ちますが、現在働きながら転職活動を行おうと思っている人にとっては「なかなか行きづらい」こともあるでしょう。
そのため、近年は「転職エージェント」を活用した転職活動が右肩上がりで伸びてきています。転職エージェントとは、簡単に言うとあなたの転職を二人三脚でサポートしてくれるパートナーで、ヒアリングをもとにあなたが希望する企業の提案を行ってくれたり、応募する企業に対してあなたをPRしてくれたり、応募にあたって必要な書類作成や面接対策まで行ってくれるサービスです。
しかし、転職エージェントが提案する求人票やエージェントから聞く企業の情報、企業の採用ページの情報だけでは、不明瞭な情報も多く、記述内容に関しても正確でないこともあります。
例えば、転職エージェントから「この会社は雰囲気も良く、離職率も低いのでおすすめですよ。」と言われても、最終的に判断するのはあなた自身です。
転職に成功するということは、「単に内定をもらえればよい」ということではありません。
その会社でしっかりとキャリアを生かして、豊かな人生を送ることができるかを明確にイメージできるかどうかです。
確認をするには、やはり面接時に面接官にやわらかく問いかけることが1番です。そこで転職エージェントや自身で得た情報と間違っていないかを確認して、入社を判断することがミスマッチを最も招きにくい方法です。
以下では、入るべき会社か判断できる指標となるような確認事項をまとめます。
ただし、本質的な内容をずばずば聞きすぎると面接ではかえって悪印象になるので気をつけましょう。
入社するべきか判断するために確認したい項目
部署異動
応募した職種で採用されたものの、半年も経たずに部署を異動させられた。という話もあります。そのため、応募した職種でキャリア形成をしていけるかを確認する必要があります。
勤務条件
例えば夜勤のある会社の場合、日勤のみの条件での募集があったから応募したけれど、入社して数ヶ月すると夜勤シフトに入れられてしまったという相談もよくあります。採用担当者と入社時に配属された部署の上司が違うということが多いということからこのようなことになってしまいがちです。勤務形態がみな一緒でない場合、事前に確認しておくことをおすすめします。
休日
「週休2日制」、「完全週休2日制」は文字が似ていても意味合いが異なります。
・「週休2日制」とは、月に1回以上2日の休みがある週があることです。つまり、他の週に関しては1週間のうち休みが1日の場合もあるということです。
・「完全週休2日制」とは、毎週2日の休みがあるということです。しかし、休み=土日や連休ということでもないため、いつ休みなのかを確認する必要があります。
求人を出した理由
求人を出す理由は、退職者の穴埋めや、新規事業の立ち上げ、現在の事業の強化など理由は様々です。退職者の穴埋めの場合、その会社は離職率が高く問題点が多いかもしれません。この求人の背景を知ることで、会社の社風や状況を垣間見ることができます。
具体的な仕事内容
例えば広報職での募集があったとしても、会社によっては具体的な業務には差があります。職種名だけで内容を判断するのは入社後のミスマッチにもつながる可能性がありますので危険です。面接時に具体的な役割や業務をしっかりと確認をしましょう。
勤務エリア
東京都に勤務であっても毎日神奈川や千葉など他県に営業に行かなければいけないという仕事はたくさんあります。移動が苦であったりする人にとってはあまりよくないことですので、営業エリアについても確認を取っておくと良いでしょう。
昇給・賞与
採用された時は平均年収を上回っていたけれど、全くと言っていいほど昇給しないという話もよくあります。給与面については確認を取りづらいという人もいるので、転職エージェントを活用している人は、転職エージェントに確認を取ることをおすすめします。
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会社によって、3ヶ月は試用期間、半年は試用期間など基準を設けているところがあります。また、試用期間は本採用時の給与の8割を支給などと定めているところもありますので、試用期間中の賃金形態についても確認を取りたいところ。
聞きづらいことは転職エージェントに確認
転職エージェントを活用している場合、賃金形態や職場の雰囲気は採用担当者にすでに確認を取っているため、面接時に確認を取りづらい要綱に関しては転職エージェントに確認を取ると良いでしょう。
転職エージェントを活用するメリットとして、希望の職を提案してくれるほか、
- 給与の交渉・調整
- 職場の雰囲気を教えてくれる
- 経営・財務状況の把握
など、応募しようと考えている求人に対して豊富な情報を持っていますので、入社すべきか判断すべき情報が自分で調べるよりも手に入りやすいです。
昨今は転職をする人が増え、新卒3年以内で3割の人が転職をすると言われていますが、同時に転職に失敗したという声も増加しています。自身のイメージだけで仕事内容や会社の雰囲気を判断することなく、転職エージェントやハローワークを活用しながら、最終的に面接官に確認を取るといった念入りなステップを踏んで後悔のない転職活動を実現しましょう!
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