受かりたければ、とりあえず「イエス」と答える!
支店がいくつか存在したりすると、「転勤」について尋ねられることがあります。また、同様に「残業や時々の休日出勤」に対応できるか尋ねられることも。その場合は柔軟な対応をみせるようにしましょう!
それでは、実際に活用できるモデルトークを見ていきましょう。
実際の平均残業時間などを聞き出したい場合
回答例
「実は現職でも提示は18時なのですが、毎日21時近くまで仕事をしています。そのため、残業が嫌というわけではありませんし、業務の上でお力になれるのであればもちろん対応することはできます。ちなみに、皆様は平均でどれくらい残業をしているのでしょうか?」
ポイント
「ワークライフバランス」や「働き方改革」が叫ばれるようになった昨今ですが、残念ながら改善されていない企業が多いことはご存知かと思います。毎日4時間程度の残業や、毎日終電まで残業という人も少なくないはずです。「ある程度の残業なら大丈夫だろう」と思っていたとしても、ある程度が30分〜1時間で済むとは限りません。応募先の企業の残業時間がどれくらいのものか、できれば確認しておきたいところ。
そのうえで、「1時間程度であれば残業は大丈夫です。」など、具体的な時間を示した上で対応できる姿勢を示すことはあまりよくありません。
なぜなら、もしその企業が繁忙期は2時間の残業をしなければいけないという場合もあるからです。そうなると、「この会社には合わないな。」と面接官に思われがちです。
上記の解答例のように、「力になれるのであればもちろん対応できます。」など、前向きに捉えられるような答え方をするように心がけましょう。
残業は基本的に避けたい場合
回答例
「残業することはもちろん可能です。ただ、現職では働き方改革という言葉が浸透してきたため、残業はしない方向で仕事をする方針になってきました。そのためにも業務時間内にしっかりと仕事を終えることができるような努力は今後もしていくつもりですが、御社は残業に関して働き方改革を意識した取り組みなどはされていますか?もし残業に関する決まりなどがあればお教えいただけますと幸いです。」
ポイント
例えば、「弊社も残業撤廃に向けて努力しています。」、「毎日20時には会社を施錠します。」などという回答があれば実態も分かり安心できます。
ですが、このようなことをストレートに聞いてしまうと、仕事に対する姿勢に疑問を抱かれてしまう場合があるので注意が必要です。
ここでも、残業に対応できる旨を前向きに伝えた上で、自らの考えや現職の考えを伝えながら応募先の社風を聞きだすことがスマートな方法です。
そこで「残業は正直多いです。そのためみなし残業代を給料に含んでいます。」などの回答があれば、その企業はブラックの気質があるので転職をする必要はないでしょう。
家庭の事情から転勤はできない場合
回答例
「家庭の事情があり、遠方の転勤は難しいのですが、期間を定めた長期出張などはできる限り対応できればと考えています。参考までに御社の出張や転勤の頻度をお教えいただけないでしょうか?」
ポイント
転勤がある場合は、募集要項に記載されている場合が多いので、事前に確認できるケースが多いです。ですが、募集要項に記載がなく、その企業が全国各地に支店などを有している場合は念の為確認しておいた方が良いでしょう。
まとめ
このような質問をされたとしても、決して残業や休日出勤が多い会社ではないということは念頭に置いておきましょう。
この質問をされたときに嫌な表情が面接官にと伝わってしまったら、面接官はどのように思うでしょうか?
きっと「この会社に入って業務のお願いなどをしたときも嫌な顔をされてしまうのではないか。」とよくない印象を与えてしまいます。
その企業にどうしても入りたいという思いがあるのであれば、まずは「もちろん対応できます!」と前向きな意欲を伝えることが良い印象を与えるテクニックです。
ただし、転職エージェントを利用している場合は、このような疑問は応募前にエージェントに聞くとしっかりと答えてくれるので、応募すべき企業かどうかの判断材料にもなります。
面接も佳境に入った時に、応募企業がブラックなのではないかと気づいてしまったら、それまで割いてきた時間が無駄になってしまいます。
効率のいい転職活動をするポイント
転職活動は労力を要するものですので、少しでもスマートに転職活動をするためにも、転職エージェントを利用した転職活動をお勧めします。
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