他社も受けている場合は隠す必要はないが、気の利いた一言をプラス!
同サイトでもお伝えしていますが、1社に絞らず、複数の会社を応募することが転職成功の近道です。
そのため、複数社を受けているのは当然のことであり、面接官もそのことは大体理解しているでしょう。
ただし、そこで気をつけたいことは内定辞退の可能性をにおわせないことです。
それでは、実際に転職面接で活用できる回答例を見ていきましょう。
同業他社に応募している場合
回答例
「現在同業他社さんに応募している状況です。御社と同じように広告の営業を募集している会社になります。先日面接を受けてきたのですが、できればメインターゲットを20代に定めている御社の商品は、私自身も市場開拓の大きな可能性を感じております。そのため、ぜひ御社でこれまでの経験を活かしながら貢献していきたいと考えています。」
ポイント
同業他社を受けてはいるけれど、応募先のどんなところに魅力を感じているかを伝えることができればGOOD!あなた自身のモチベーションの高さも証明され、あなたに対する期待値も高まるためです。
よく、「御社が第一志望です!」と答えるようにしましょうとエージェントに言われると思いますが、なんかわざとらしいと思いませんか?
面接官もこれを言われたところでお世辞にしか受け取りません。
そのため、魅力を伝え、第一志望と言葉に出さなくても入りたいという意思を伝えるようにしましょう。
異業種にも応募している場合
回答例
「WEBのPRや顧客の囲い込みをコンサルする、WEBに特化したコンサルティング会社に応募しています。本心を言えば制作業務に集中をしたいのですが、WEBを通してクライアントの抱える課題を解決するということに関しては御社と共通の思いがあると感じています。しかし、私自身としてはクリエイティブな制作業務に尽力をしたいと思っておりますので、できることならば制作スタッフの募集をかけていらっしゃる御社で働きたいというのが本音です。」
ポイント
内定辞退を防ぐため、どこを受けているか必ずと言っていいほど聞かれるでしょう。
また、中途採用においては1社に絞らず複数の会社を同時に受けることが良いこともほかの記事で説明をしているとおり、同業他社を受けながら本命の企業を受けるということも十分に考えられます。
その際は、「他は受けていません。」という風に嘘をつくのではなく、「同業他社も受けているけれど、御社の求人の方がより自分自身のスキルを発揮できる」という思いを伝えるようにしましょう。
「同業他社も受けています。」と一言で終わらせてしまうと、滑り止め感覚で応募したのかと受け止められかねないので注意が必要です。
参考
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ほかの会社はまだ応募していない場合
回答例
「応募している企業は御社のみです。今回エージェントを通して応募させていただき、これまでにもいくつか会社の提案はしていただきましたが、経験してきた業務や仕事を通して得たスキルを十分に発揮できそうなのは御社だけだと感じました。そのことからも、いろいろ吟味をしたうえで御社を志望させていただきました。」
ポイント
あまりおすすめはしませんが、魅力に感じた企業が応募先の企業しかなく1社しか受けないというケースもあり得るかと思います。また、この質問の意図は志望動機が曖昧ではないか、受かればどこでもいいと思っていないか、内定を辞退する可能性はないかというところにあるので、「御社しか受けていません。」という回答を面接官は求めているわけではないことはないということもしっかりと意識しておくべきです。
まとめ
転職活動は、複数社を応募することは当然だと思われているため、「他も受けている」という回答をしても、決してマイナスに評価されることはありません。ただし、今受けている会社の志望動機が曖昧ではないかもチェックされるので、正直な事情を話しながらも、「その中でも御社に魅力を感じています。」という思いを、ほかの会社との違いを出しながら伝えるようにすると、入社意欲も再度アピールできるので良いでしょう!
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