ノルマのない会社に転職したい人へ
営業職へ転職を考えている場合、ノルマがあるかが気になるところ。また、その程度によっても厳しさは大きく変わってきます。
状況を確認したいけれど面接時に「ノルマはありますか?」なんて聞くことも危険です。たとえノルマがなかったとしても、やる気がないのかと疑われてしまいがちです。
こんな時どのように質問すればよいかをお伝えします。
それでは、実際に転職面接で活用できる回答例を見ていきましょう。
営業未経験の場合
回答例
「御社を受けさせていただくにあたり、あらかじめ御社をはじめ同業の営業について勉強させていただきましたが、目標の数値があることで頑張れている人が多いという印象を受けました。私のような営業未経験の場合、具体的にどれくらいの数字目標が設定されているものでしょうか?また、目標に対してどのくらいの割合の社員さんが達成できているか、達成に向けて努力していることなどがあれば参考にしたいのでご教授お願いいたします。」
ポイント
「ノルマがあると聞いたことがあるのですが大丈夫でしょうか?」、「売り上げ目標を達成しないと何かペナルティはありますか?」とダイレクトにノルマや売り上げ目標について避けている印象を与えてしまうような聞き方は絶対に避けましょう。
営業にそれぞれの目標値は必ず存在するからです。ですが、ノルマはきっと嫌な人も多いはずですよね。
そんな場合は「売り上げ目標はどのくらいで設定されていて、どのくらいの社員が達成しているか」ということを聞きましょう。仮に「ほとんどの人が達成しているよ。」という風な返答があるなら、ノルマがあるとしても過酷なノルマを設けていないはず。さらに好印象となる受け答えをするのであれば、「御社のように多くの人に愛されている商品をさらに広げるには売り上げ目標というのは不可欠だと考えているのですが…」、など、その会社に対する好意を表すような言葉をつけることで印象も大きく変わってきます。
営業経験者の場合
回答例1
「前職では、月ごとによる売り上げ目標を設定しており、目標を常に達成できるよう努力してまいりました。御社では目標設定はどのようにして数値化していますか?」
回答例2
「御社の仕事には目標数値の設定が不可欠と考えています。個人個人の目標はどのように立てていますか?」
まずは「自分自身が売り上げに対して意識のある人」ということを認識してもらうための前振りが必要です。こういった話の流れで、どの程度の社員がその目標を達成できているのかを確認することができれば、今面接を受けている企業のノルマに対する過酷さがイメージできるはずです。
まとめ
ノルマは誰でもいやなもの。だからといってダイレクトにノルマについて確認することは絶対NG。
自分自身数字に対して前向きな意識を示したうえで、どの程度のノルマが課せられそうかを確認することがスマートな確認方法です。
また、数字に対する意識を見せることで、面接官への印象もよくなります。ノルマが気になるけどどう確認すればよいのかわからないという方はぜひこのテクニックを使用してみてください。
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