女性だって、キャリアアップや労働条件の改善のために転職がしたい! しかし、女性の転職は男性の転職に比べて難しいと言われています。でも心配しないでください。諦めずに一歩踏み出した多くの女性が満足のいく転職を叶えています。ここでは、女性の転職について紹介していきます。
どうして女性の転職は難しい?
一般的に女性の転職が難しいと言われる理由は以下のようなものが多いです。転職への条件を下げたり、要望にウソをつく必要はありませんが、転職活動をする上で、念頭に置いておくことは必要です。
①結婚、出産、育児等による退職・休職のリスク
未婚女性の場合、これから結婚を考える人もいると思います。企業としては、採用してもすぐに結婚し、会社を辞めてしまったり、勤務形態の変更を希望するのではないかと考えてしまうようです。また既に結婚している場合でも、出産や育児の予定があるか気にする企業が多いです。入社後すぐに産休や育休を取得しようとしたり、仕方のないことですが、子供の対応などで頻繁に会社を休まれるのを心配しています。
企業としては、やはり長く働ける人を望みますし、中途採用は人が足りなくて募集しますから、すぐに休職しない人を望みます。
②休日・勤務時間への要望が強い
「休日は多いほうがいいし、できれば土日休みがいい!」「勤務時間は短いほうがいい」
このような要望はもちろん男性も女性も同様に感じていることです。しかし、女性のほうが家庭の関係でより強く思っていることが多いようです。条件が多くなればなるほど、該当する企業は少なくなる為、転職先の選択肢は狭くなってしまいます。また、たとえ条件に見合った企業があっても、突発的な時には働いてほしいと思っている会社も少なくない為、融通の利く人のほうがやはり採用に有利になります。
③女性は採用しないと決めている企業も多い
企業の中には、上記で書いた理由や、まだまだ女性の能力を低く見ている企業すらある為、そもそも最初から女性は採用しないと決めている企業も少なくありません。それなのに、求人情報ではそのことを明記することはできないため、書類選考で落とすのです。
女性の転職成功法
女性の転職の難しさは理解していただいたと思いますが、ではどうしたら満足のいく転職ができるのか。女性が転職前に準備しておくポイントを紹介します。
1.具体的なキャリアイメージをまとめておく
転職理由はもちろん、将来設計やどんな仕事がやりたいのか、など……なんとなく転職したいというだけではダメ! それでは、企業も採用したいと思わないし、あなた自身も後悔することが多くなります。まずは自身の今後のキャリアイメージをまとめた上で転職活動を始めるのが、成功につながる大切なポイントです。
また、自分を見つめなおす際に、これまでの業務実績や資格などを並べるだけでなく、業務で工夫した点や失敗から学んだ点も整理しておくとアピールポイントにもつながります。
自己分析の方法や履歴書・職務経歴書の書き方は下記で解説しています。
2.結婚、出産、育児などについても考えておく
結婚や出産と転職のタイミングは、多くの女性が悩む問題です。特に出産は計画通りにはいかないもの。出産後に転職、と思っているうちに時期を逃してしまうことも…。だからこそ結婚や出産、子育ての予定についてわかる範囲で明確にしましょう。また、家族のサポートを得られることを確認することも大切です。企業側は、入社後の結婚・産休や育休の取得などを気にする場合が多いです。そこで、家族からのサポートが得られることや計画を説明すれば、企業側の不安解消につなげられます。
もし転職後すぐに出産して退職することになっても、あまり思い悩まずに再就職に向けてできることをやってみたり、子育ての経験をいかした分野への転職をするなど前向きに考えましょう。3.転職サイト・エージェントを積極的に利用する
転職活動を行う際は、転職サイトや転職エージェントの利用がオススメです。このような転職サービスでは、希望する条件に合った求人の紹介はもちろん、スケジュールの調整、履歴書や経歴書についてのアドバイス、面接での指導など、多くのサポートを受けられます。また、女性専門の転職サイトもあり、女性に特化した求人の紹介や、より手厚いフォローを受けられます。
女性の転職は人生に大きな転換を迎えることが多いため、今後のライフスタイルやキャリアイメージを踏まえた上で転職先を選ぶ必要があります。
転職サイトを活用して、無理なく自分の希望通りの転職先に出会える可能性を上げていきましょう。
より女性に特化したサービス【東京都】
京都の委託事業として運営されている就職活動のサポートセンター。東京都が運営していることから、公共性も高く安心して利用・相談することができます。特に、女性の転職や、子育て、介護などで離職していた方の再就職支援として多くの女性に支持されています。