職を変えることは近年当たり前の時代になってきている現代。
かつてと異なり、同じ会社に尽くし続けることのほうが稀になってきています。
離職率とインターネット行動の関係性
経済学者「マイケル・ハウスマン」の研究結果で離職率に関する面白いデータが導き出されています。
マイケル・ハウスマンは、これまで顧客サービス係のマネジメント研究に従事してきた方で、
電話のオペレーティングスタッフやカスタマーサポートの従業員の離職率が高く、会社としても採用や教育のコストがかさみ、負担がかなり大きくなってきていたので、辞めない人だけを雇いたいというところから研究を始めたそうです。
そこでは、普段のインターネットの行動で共通の行動をとっている人が離職しやすいという結果が導き出されました。
ところで、あなたはどんなブラウザを使用していますか?
もともとデバイスに入っているブラウザを利用していますか?
- AndroidであればGoogle Chrome
- macやiPhoneであればSafari
- WindowsであればInternet Explorer
などが有名だと思います。
しかし、もともとのパソコンやスマホに入っているブラウザでないものを自分自身で探して使用している人、
例えば
- iPhoneでChromeを使用している
- AndroidでFirefoxを使用している
- WindowsでGoogle Chromeを使用している
なんと15%も離職率が低いことが判明したそうです。
さらに標準のブラウザを使用している人と比較して、
- 19%も欠勤率が低い
- 営業での売り上げも高い
- 通話時間も短い。(コールセンター業務においては効率よく仕事ができている)
- 顧客満足度も1.5倍ほど高い
という結果が出ました。
ブラウザ環境と離職率との関係性
これらの結果から考えられることは、新しくインストールしたブラウザを使用している人は、
と言えるのではないでしょうか?
仕事をするうえで、もともとPCやスマホ、タブレットに入っているものを使用しても何も問題はないはずです。
しかし、「こうすればもう少し管理や作業が楽になるかな」など、
自分の目の前にある現状を、自分自身で工夫することで効率よく仕事をしようと行動することができるかどうかが離職率にも大きな関わりがあるという事です。
自ら工夫して現況を改善しようとできる人は会社で嫌なことがあっても自分で工夫することで対応することができることができるでしょうし、
創意工夫の癖がないと、転職して壁にぶつかっても逃げてしまいやすいと言えるかもしれません。
なぜなら、工夫できない人は「言われた・与えられた」ことを淡々とこなすだけで、
イレギュラーな事態に直面したり、目の前の壁にぶつかった時に逃げがちになってしまうのではないでしょうか?
もしかすると、面接時に「普段使用しているキャリアとブラウザ」を聞かれることもあるかもしれませんね。
転職後に成功するための心得
現在は売り手市場で一つの会社にずっと残り続けることはナンセンスな時代になっている一方で、転職して失敗したと感じた時に、すぐに心が折れてしまったり逃げ出さない信念が必要です。
このブラウザと離職率の関係は確実にデータとして結果に出ていることから、
転職先の環境に合わないから辞めてしまおうと思わないためにも、
毎日の仕事や生活で工夫することから始めてみませんか?