できれば2か月以内に出社する旨を伝えたい
現在無職の場合だと、難なく答えることができる出社日ですが、ほぼ大半の人が働きながら転職活動を行っているでしょう。
また、在職中であれば「いつから出社可能か?」という質問は必ず出ます。
特に、欠員補充のためのの中途採用では、できるだけ早い出社を希望される場合も多くあります。
それでは、実際に活用できる面接の回答例を見ていきましょう。
すでに退職済みだけど、少し間を空けて出社したい場合
回答例
「現在退職済みであるため、即日の出社は可能なのですが、来月からの出社は可能でしょうか?実は現在、今後の業務に対しても活用できると思い、短期のプログラミングスクールに通っています。御社のご都合がつくようであれば、今月末まで通わせていただけると大変助かります。」
ポイント
理想の回答は、「いつからでも出社可能です!」とはっきり言えることですが、たとえ「もう少し休みたいから」と思ったとしても、仕事をするうえでどうしてもすぐに出社できない旨を話しましょう。資格の勉強だと、実際資格は取れたのか?とつっこまれると怖いので、もし嘘をつくようだったら、資格取得の勉強をしているからという理由は避けましょう。また、もう少しゆっくりしたいなどと正直に話してしまうと、甘い考えの持ち主と思われ、落とされるきっかけにもなります。
現在も在職中で、まだ退職日が決まっていない場合
回答例
「現在の会社でのこれまでの退職者の流れを見ていると、退職の申し出から引き継ぎ作業などを含めて2か月程度かかっています。現在私自身も抱えている顧客も多いことから、引き継ぎ作業を進めて、最低でも1ヶ月はかかると考えています。具体的に内定のお話を頂戴しましたら、速やかに退職の旨を伝えたいとは思います。その際は調整をしたうえで改めて確実な日程をお知らせするといったことでもよろしいでしょうか?」
ポイント
よくある失敗例が、熱意を伝えるつもりで、在職中でも「すぐにでも出社します!」という回答。これは、仕事に対して無責任な印象を与えてしまいがちになります。また、「すぐにでも出社します!」と言いながら、結局は退職の申し出から手続きに至るまで結構時間がかかってしまうというケースを面接官は必ず1度は経験しています。そのため、具体的な日程を明示できないとしても、できるだけ早く出社したいという意思を伝えながらも、現職場に迷惑をかけないように退職をするという姿勢も見せることが重要なポイントです。
現在進行中の仕事があり、入社はずいぶん先になりそう
回答例
「退職の意思に関してはすでに会社に伝えてはいるのですが、現在プロジェクトリーダーとして取り組んでいる仕事があり、それが終えるまでは残ってほしいと留意されています。ですので、大変勝手で申し訳ございませんが、3か月ほど猶予をいただけると大変うれしく思います。ただし、この経験も必ず御社での業務に付加させたうえで貢献していきたいという思いでいます。」
ポイント
20代後半~30代になると、責任を担う仕事が増えてきます。そのため、ひとつのプロジェクトが完了するまでどうしても辞められないという状況も出てきます。ただし、それほど現職で重要なポジションを担っている人の場合は、入社まで3か月~半年ほど待ってくれる会社が存在するのも事実です。応募先企業に「この人は待つ価値のある人」と思わせられるように、あなた自身が持っているスキルや経験ということを伝えながらも、“応募先企業で貢献したいという熱意”を示しましょう。また、注意する点は、プロジェクト完了から引継、退職まで合わせた期間を伝えることです。
まとめ
通常は入社まで待ってもらえて1ヶ月ほどです。ただし、経験やスキル次第で応募先企業にとってどうしても欲しい人材の場合は、話し方次第で半年ほど待ってもらえるケースも多くあります。それには、実際に待つ価値があると思わせることが大切になります。このような質問をされるということはあなたに興味を抱いている証拠。その場でよく見せようと「すぐに出社できます!」と無理なことを言うのではなく、現状を正直に話しながら回答するように心がけましょう。
参考
なお、転職エージェントを利用して転職活動をしている場合は、入社日の希望をエージェントに伝えれば調整も行ってくれるのでとても進めやすいです。また、「どうしてもやらなければいけない業務があるから待ってあげてほしい。けど必ず貢献してくれる人です。」など、待つ価値のある人であることを、第3者目線でもアピールしてくれます。
まだ転職活動を始めていない人はぜひ利用するべきでしょう!
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