年収をあげたいなら営業職も選択肢に入れる
高年収を狙いたいのであれば、転職の候補先に営業職を入れてもよいかもしれません。
ですが、営業職と言ってもノルマが過酷であったり、売り上げと収入が比例しなかったりと、ただやみくもに営業職に応募するだけでは、入社後に痛い目を見る可能性もあります。
この記事では、未経験の人でも営業職に転職するための準備と重視すべきポイント。また、理想の転職を叶えるための方法をお伝えします。
営業職はコミュニケーション能力が大事
営業職への転職を検討する場合、前職または今お勤めのところが同業種の営業だとおおむねの業務内容も理解できているでしょうし、採用面接でもしっかりと意図を伝えることができると思います。
それとは逆に未経験だと商品知識もないので不安という人もいるかと思いますが、実は営業職へ転職を検討する場合は未経験でも通用するケースが多く、採用もされやすい傾向にあります。
面接官は前職での経験はもちろんのことですが、コミュニケーション能力を1番重視しているためです。
そのため、アパレルの販売職から建設の営業職、ウエディングプランナーから保険関連の営業職などへ異職種から営業職へのサポートも数多く行ってきました。
営業職最大のメリット
会社にもよりますが、売り上げに応じてボーナスが大きく上がったり、もらえる月収が増えたりという企業もあります。
例えば人材紹介サービスを展開している「マイナビ」では、売り上げに応じてボーナス額が大きく増えることがあります。
このように、年収アップを狙うのであれば営業職は自分自身の実績が給与面で評価されやすいという点でメリットと言えます。
ですが、僕が以前勤めていたところでは、どれだけ売り上げをあげても給与に反映されることはなく、昇給も年齢ベースでという営業でしたので、年収アップを狙って営業職へ転職する場合の注意点もお伝えしていきます。
売り上げを上げても成果が反映されない会社も多くある
残念ながら、どれだけ大きな営業の成果をあげたとしても
会社によっては給与に反映されないということもよくあります。
まずはなぜ営業職に就きたいのかをしっかりと考えることが大切です。
”営業職に転職したい理由はその仕事に憧れがあるから?”
”今の給与が低すぎて年収アップを狙いたいから?”
”自分の実力を試したいから?”
営業職を転職の選択肢に入れる目的をはっきりさせよう!
営業職に就きたい目的が自分自身の中でしっかりと定まったら、次は業種を検討しましょう。
営業職はほぼ全ての業種に存在するほど欠かせない職種です。不動産、医薬品メーカー、広告、機械、電子部品、システムなど数多くの業界の中から興味のある業界がある場合はある程度絞って転職活動をした方がスムーズに転職活動を進めることができます。
“働きたい業界は?” “業界よりも年収を重視したい?”働き始めた後をイメージしてから行動に移そう!
応募企業を決めるうえで注意すべきポイント
営業職は自分の頑張りや成果が数字となって表れるので、やりがいを感じる部分が大きくあります。ですが、以下のことに気をつけないと会社に入ってから失敗したと思うこともあるので、採用試験を受ける前には必ず以下のポイントをチェックするようにしましょう。
僕が前にいた会社のように、売り上げを伸ばしても成果が反映されずクライアントも増える一方で、辞めづらい&辞める時に引き継ぎ挨拶等でかなり時間を要してしまうことになります。
気をつけたいポイント
- 営業ノルマは存在するか?
- 売り上げが給与又はボーナスに反映されるか?
- 残業はあるか?
- 残業代は支給されるか?
- 携帯電話支給など手当は充実しているか?
業務内容や勤務時間は会社を受ける1番大きな指標となるのでもちろん確認しますが、上記の確認は意外に怠りがちです。
”営業職は“残業代が支給されない”
“〇時間以上残業すると支給”
“はじめから△時間分の残業代を給与に含んでいる”
としている会社も多く、気がついたら「月の残業時間がものすごく長い」、「残業代が支給されるまで残業はしないものの結構な時間残業してしまっている」というケースも多くあります。
面接時にノルマや残業の有無を悪い印象を与えることなく確認するための方法も下記で解説していますので、参考にしてみてください。
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営業職へ転職するための近道
営業職へ転職を検討している場合は転職エージェントを活用することが1番の転職における近道でありおすすめです。
営業経験が未経験の場合、どんな業界で自分のスキルを活かせるのか、またこれまでの経験を活かした転職を実現することができるのかをアドバイスしてくれます。
もちろん営業経験者であっても、例えば今お勤めの会社と同じ業界でどの企業が募集しているか、そして今の条件よりもよい条件で入社できるよう年収交渉まで行ってくれます。
また、転職エージェントを活用すると面接対策もしっかりと行ってくれるので安心です。
面接におけるモデルトーク例などは下記の記事でも解説していますので、もう受ける企業は決まっているけれど面接に不安がある方などはぜひチェックしてみてください。
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そして、今回は営業職の求人案件が豊富でサポートにも定評のある転職エージェントをいくつかご紹介します。ぜひ転職活動をする際の参考にしてください。
営業職の求人取扱いが豊富なエージェント
一口に営業職と言っても、上記でお伝えしたように数多くのエージェントが存在します。そのため、幅広い業種を取り扱うエージェントに登録をして、どの業界の営業職を受けるか希望を相談しながら転職活動を進めることがポイントです。
営業職に転職したい理由はその仕事に憧れがあるから?今の給与が低すぎて年収アップを狙いたいから?自分の実力を試したいから? 目的をはっきりさせよう!
マイナビエージェント
全国トップクラスのエージェント。一般的には公開されていない好条件とされている非公開求人を含め5,000件以上取り扱っています。20代の登録者が多く、幅広い選択肢の中から応募する企業を選ぶことができるでしょう。
ポイント
- 転職のサポート力に定評がある
- 営業職の取扱い求人は5,000件以上
- ほぼすべての業種の求人を取り扱っている。
リクルートエージェント
日本で1番利用している企業が多いリクルート社が運営しているエージェントサービス。全国の求人を取り扱っており、幅広い企業を選択肢に入れることができます。転職を検討する場合は絶対登録することをおすすめします。
ポイント
- 営業職の取扱い求人は30,000件以上
- 利用者が多く、短期集中で転職したい人は他エージェントと併用を
dodaエージェントサービス
業界第2位の転職エージェント。若い世代向けの求人も多くあるが、営業職は15,000件ほどの取り扱いで、非公開求人の取り扱いも豊富です。サポートも手厚く、応募書類や面接の日程調整なども任せられるので、現在お勤めの場合でも安心して利用できるでしょう。
ポイント
- 営業職の取扱い求人は15,000件以上
- 各職種専任のアドバイザーにサポートを受けられる。
パソナキャリア
営業職の求人は役8,000件と他と比べて少ないと感じるかもしれませんが、大手の人材紹介会社が運営していることから、利用する企業も大手が多いです。また、営業職のサポートにも強みを持っているので、ここに登録しないと出会えない優良企業とも出会える可能性が大きいです。
ポイント
- 営業職の転職サポートに強い
- 取扱い求人は他のエージェントサービスと比べると少ないので併用をおすすめ
- 利用している企業は有名企業が多い
エージェントの特長比較
求人に強い業種、エリアなど上記のエージェントを比較する表をつくってみました。あなたにおすすめの転職エージェントを見つけて相談してみましょう!
マイナビエージェント | リクルートエージェント | |
強み | サポート力に定評あり | 求人数日本一 |
公開求人数 | 5,000件以上 | 30,000件以上 |
非公開求人 | ◎ | ◎ |
dodaエージェントサービス | パソナキャリア | |
強み | 職種専任コンサルタントが在籍 | 大手も数多く利用 |
求人数 | 15,000件以上 | 7,000件以上 |
非公開求人 | ◎ | ◎ |
まとめ
いかがでしたでしょうか?営業職への転職は、年収を上げるという手段でも非常に有効です。
未経験の場合は、これまでの職務経験で培ったコミュニケーション力や思考力を面接でしっかりと伝えることで、
面接官にも良い印象を与えることができます。
そういった未経験の場合でも良い印象を与える方法や具体的な回答例は下記にまとめてありますので、こちらも参考にしてみてください。
人気コーナー 書類作成対策・面接対策
同時に、成果がしっかりと報酬や待遇として反映されるのか。また、反映されないにしても過酷なノルマが存在しないかということを確認することも必要です。
理想をイメージしながら転職活動をするようにすると、ミスマッチのない転職が叶うはずです。